横浜市議会議員 公明党所属 仁田まさとし
シャープな感性、ホットな心 仁田まさとしの議員活動をご報告します。
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■ 横浜市障害者プラン(第2期)の策定に向けて

-- 親亡き後も安心して地域生活が送れるように・・・

 1月12日、横浜アリーナで「成人の日」を祝うつどいが開催され、約2万3200人が参加しました。横浜市においては3万6027人が成人を迎えています。
同18日には、横浜市心身障害児者を守る会連盟主催による「心身障害者の成人を祝う集い」が障害者スポーツ文化センター横浜ラポールにて開催されました。この成人を祝う集いは20年を超える歴史があり、この日は成人になられた150名を超える方々が参加されました。
式次第の中でも特に、成人した男女の代表がそれぞれ今後の抱負を精一杯述べられた場面では、思わず目頭が熱くなりました。障がいに負けず立派に成人を迎えられた皆様と、共に歩み支えて来られたご家族のご努力に敬意を表するとともに心よりお祝いを申し上げます。

平成16年に策定された「横浜市障害者プラン」(第1期)が計画期間である5年を経過し平成20年度をもって満了することから、現在横浜市では第2期のプランを策定しています。第1期プランを検証・評価した結果を踏まえ、第2期では、@身体・知的・精神の3障害をあわせた総合的な施策体系、A発達障害・高次脳機能障害・難病などに対応できる施策体系とする方針です。
また、障がい者と家族から切実な声が寄せられている「将来にわたるあんしん」施策を構築することが盛り込まれます。具体的には、@親亡き後も安心して地域生活が送れる仕組みの構築、A障害者の高齢化・重度化への対応、B地域生活のためのきめ細やかな対応の3項を視点として検討されています。これには、これまで一律に現金給付されている在宅心身障害者手当てを見直し、その予算も活用して必要な施策に転換していくことも検討されています。

在宅障害者手当て制度の見直しについて、平成20年9月1日から9月30日の期間に市民意見が募集され、1300件余の意見が寄せられました。
「新施策が具体的でない・転換に不安」という意見が多く、今後のプラン策定や具体的な事業の検討に際しては、安心できる内容にしなければなりません。
平成21年3月にはプランが確定し、21年度に具体的な施策や事業が検討されます。