横浜市議会議員 公明党所属 仁田まさとし
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■リヨン市長が市会本会議場で演説

6月1日、横浜市と姉妹都市提携50周年を迎えたリヨン市長のジェラール・コロン氏が、横浜市会の本会議場において演説しました。昨年のガーナ共和国大統領に続き海外からの賓客による市会本会議場での演説は3人目となります。リヨン市長コロン氏は、現在、欧州の主要130自治体ネットワークEurocities委員長に就任しています。

16世紀、リヨン市にイタリアから絹が導入されて以来絹織物産業の街として発展し、19世紀には紡織機の発明により絹織物産業の黄金期を迎えます。横浜から運ばれてくる日本の生糸、蚕種(蚕の卵)はリヨン市を中心としたフランスの絹織物産業にとって重要な原料でした。「おカイコさんのとりもち」により両市に姉妹都市交流が生まれたとも言えます

演説では、リヨン市と横浜市の絹の縁で結ばれたこれらの歴史に触れたのち、プロジェクター画像を用いてリヨン市を紹介。まず、文化のアプローチとして国立リヨン歌劇場管弦楽団やリヨン市庁舎などを例に文化と歴史、高層タワーや大学・研究機関などを例に経済と都市開発に言及しました。 また、フランス政府が定めた経済発展のための競争力拠点「クラスター」がパリと同数の5つの分野(@保健・バイオテクノロジー A化学 B繊維 Cデジタル画像 Dバストラックなどの安全と新燃料)にわたることを示し、経済力の強さを強調。 さらに、今後の課題として経済的、社会的な課題に加え、持続可能な開発にすることをあげました。 最後に、前日に行われた開港150周年記念式典の第二部オリジナルショー「ヴィジョン!ヨコハマ」に感銘を受けたとして、(関東大震災や横浜大空襲など)色々な障害や苦難を乗り越えた横浜市が、市民と力をあわせ「地球上のあらゆる人々に幸せを与えること」が私たち(市会議員)の使命と締めくくり、議場内からの万雷の拍手で終了しました。