横浜市議会議員 公明党所属 仁田まさとし
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■がん対策の推進のために視察調査

日本人の死因の第一位である「がん」の対策を推進するため、公明党横浜市会議員団(仁田まさとし団長)は、精力的に調査活動を行っています。

6月18日には、横浜市立みなと赤十字病院を、8月30日には、千葉県がんセンターと独立行政法人「放射線医学総合研究所」を視察しました。

横浜市では、がんによる死亡率は全体の約33%(2006年12月末現在)です、その対策としても横浜市立みなと赤十字病院でも放射線治療や緩和ケアなどのがん治療に積極的に取り組んでいます。緩和ケア病棟の病床数は25床と、市内では最大規模ですが、現状では待機者が約10人おり、病床数の不足が課題としてあがりました。また、放射線治療装置「リニアック」を導入し、外科手術や抗がん剤などと併用しています。放射線治療は、高エネルギーの放射線でがん細胞を照射して治療するため患者へのダメージは外科手術に比べ少なくてすむといわれています。同病院での同装置の運用回数は06年度で4144回あり、前年に比べてほぼ倍増しているとのこと。また、放射線医師・技師の不足も課題とのことでした。

また、千葉県がんセンターでは、地域がん登録の説明を受けました。地域がん登録は、各地域でがんを発症した患者の情報を集計し、がんの罹患率や治療の状況を把握するものです。その結果は、がんの実態を正確に認識し、がん対策を効率的に進めるためにとても有効とのことです。次に訪れた放射線医学総合研究所では、放射線治療法の一種である重粒子線がん治療について、治療装置などを視察し、同センター理事長らと意見交換を行いました。