横浜市会議員 公明党所属 仁田まさとし
シャープな感性、ホットな心 仁田まさとしの議員活動をご報告します。
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■ 行政視察で、建築・都市整備・道路を調査

 10月24日(月)より26日(水)まで、所属する横浜市会の建築・都市整備・道路委員会の行政視察が行われました。

<熊本地震による道路橋梁の復旧状況について>
 本年4月14日および16日に発生した熊本地震で、熊本市が管理する橋梁で被害があったのは435橋。その内、落橋・通行止めに至る損傷があった橋梁は19橋、使用は出来るが、損傷した橋梁が416橋でした。具体的な被災状況とその後の復旧状況を画像で確認した。
 代表的な橋梁として白川橋を調査し、14日の前震では伸縮装置の段差のみで支承部の損傷は見られなかったが、16日の本震で支承部の損傷が確認された。
 実施に現場を視察し、応急復旧工事の完了とゴム支承への交換など本復旧への取り組みを調査した。
 特に、前震と本震時における損傷状況を興味深く意見交換した。



<災害時等における防災・減災・災害緊急活動及び木造応急仮設住宅の建設等に関する協定について>
 福岡県を訪問し、本年6月に(一社)福岡県建設業協会・同協同組合・福岡建築物災害対策協議会・(一社)福岡県木造住宅協会で組織される福岡建築物災害対策協議会と締結した建築物にかかる防災・減災の取り組みや木造応急仮設住宅の建設等、災害への対応を迅速かつ適正に行うための協定について調査した。
 東日本大震災後にも要望が多かった木造の応急仮設住宅の建設に関連した協定内容が注目され、それらの検討に至った経緯や協議結果、締結至る経過等を確認した。
 特に、復興後の木造応急仮設住宅のあり方について意見交換した。


<沖縄県広域道路整備基本計画について>
 交通手段分担率について、全国では約65%が自動車であるのに対し沖縄県では約87%が自動車であり、昭和50年からの自動車保有台数の伸びも4.3倍と、全国の2.9倍を大きく上回り推移している。
 沖縄県広域道路整備基本計画は、高規格幹線道路と一体的に機能する広域的な幹線道路網に関する今後の整備基本計画として策定された。
 渋滞緩和・解消を図るために関係機関により渋滞対策協議会が設置され総合的な改善方策が検討された。
 中でも、南北に縦貫する国道が交通容量が超過しているのに対し、沖縄自動車道のそれが余裕があることから、その利用を促進する「ハシゴ道路」の構築を進めていることが注目された。
 特に、沖縄県の大きな課題である基地による分断いついて意見交換した。


<那覇市公共サイン計画について>
 那覇市では、「おもてなしの心でつくる想いやりのあるサイン」を屋外広告物の基本理念として、その整備のため「那覇市公共サイン計画」を策定した。
 基本方針は、
@ 誰もが安全・安心して移動できる結の公共サイン
A おもてなし・想いやりの心が伝わる公共サイン
B 那覇の景観と調査した公共サイン
 目的地への最短ルートを結ぶ線的システムと回遊できるエリアを示す面的システムとの公共サインシステムが注目された。  


<モノレール旭橋駅周辺地区における再開発事業について>
 那覇都市計画マスタープランで、広域的な業務機能が集積する業務拠点として土地の高度利用をすすめ、機能の充実を図る地区として規定されたモノレール旭橋駅周辺地区第一種市街地再開発事業について調査した。
 既に約2.7haの南工区は平成24年に整備を終え、北工区が事業中。事務所・公共公益施設・商業施設等を複合させ、バスターミナルを活かした交通結節点の形成を図るとしている。
 特に、再開発事業の現場を視察し、開発事業中におけるバスターミナルの状況などについて意見交換した。