横浜市会議員 公明党所属 仁田まさとし
シャープな感性、ホットな心 仁田まさとしの議員活動をご報告します。
Top > アクション&コラム > 平成23年度アクション&コラム >フランクフルト市長が本会議場で演説

■ フランクフルト市長が本会議場で演説

 9月27日に横浜市は、ドイツのフランクフルト市とパートナー都市として提携しました。
 今後、経済、地球温暖化対策、文化芸術創造都市などの分野で交流が行われることになります。

 このため、同市のペトラ・ロート市長やベルナデッテ・ヴァイラント市議会議長ら代表団が来浜され、27日の締結当日には横浜市会の本会議場でロート市長による演説がおこなわれました。

 演説に先立ち、横浜市会の正副議長、各会派団長が出席し会見が行われ、両議会の状況や今後の交流への期待などを意見交換しました。

 会見参加者による記念撮影の後、同市一行は市会本会議場へ移動。スタンディングオベーションで一行を迎え、佐藤茂議長からのり挨拶の後、ロート市長が演壇に立ちました。

 講演ではまず、ドイツと日本が、過去の暴力の世紀、人権無視の時代を経て、「結びつき」が共通性を生み、都市間の友情が生まれ、市民の力によってそれは育まれることを知ったとして、それが、後の世代に引き継がれ、後の世代が彼らの責任で世界を作られることが必要と主張。そのための永続性の実現は、一人ひとりの才能が、個々人の興味、能力、潜在可能性に応じて教育の道筋が描かれるよう教育の権利を議会は支援する必要があり、若者を両国のパートナーシップの担い手にと呼びかけました。

 次に、ヨコハマトリエンナーレに興味と期待を示しつつ、同市は、移転するゲーテ大学の跡地にカルチャーキャンパスを創設し、21世紀の文化の拠点にすることを披露。都市の活性化に果たす文化の役割に言及しています。

 また、同市に欧州中央銀行が新設されることを紹介し、欧州連合があったことにより、20世紀の後半に決定的な転換があり、平和が維持できているとして、ここでも「結びつき」で力がわくことを得たことを述べています。

 さらに、同市では、グリーンシティ、環境都市としての政策を進め、同市がリードするパッシブハウス(高エネルギー効率住宅)や電気自動車など、持続可能な環境対策を示ししまながら、経済分野でも交流を推進することを表明。

 そして、横浜市を仲介に3.11の大災害からの復興のため、仙台市への支援を決定したことを明らかにし、ドイツでは相互協力が21世紀には不可欠と認識していると強調しました。

 最後に、「今日という日は、横浜市とフランフルト市にとって大変偉大な日」とし、同市は、横浜市民と力強く将来に向かって進んでゆくと締めくくりました。