横浜市議会議員 公明党所属 仁田まさとし
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■ 国際熱帯木材機関(ITTO)事務局長が演説

平成19年12月20日横浜市会は、国際熱帯木材機関(International Tropical Timber Organization:以下ITTO)のエマヌエル・ゼ・メカ事務局長ご夫妻をお招きし、本会議場で演説をしていただきました。外国の賓客が横浜市会の本会議場で演説を行うのは市会の歴史上で初めてのことです。ゼ・メカご夫妻は、正装である民族衣装で入場され、議長の歓迎の辞の後、約30分にわたり演説されました。
ITTOは、横浜市に本部を置く国連条約機関で1986年に設立されました。熱帯諸国では森林の乱伐や破壊が加速し、世界中の人々が危機感を募らせている一方、熱帯諸国の経済発展に熱帯木材の売買が欠かせないことも無視出ません。ITTOは、この相反する利害である「熱帯林資源保全」と「持続的経営、利用、取引」を調整・促進することを趣旨として活動しています。日本は世界有数の熱帯木材輸入国であり、ITTOの設立趣旨に則り国際貢献を行うため誘致を進め、中でも横浜市は積極的にその誘致に努め本部が設置されました。
演説の中でゼ・メカ事務局長は、ITTOの活動内容を述べながら約20年間にわたる横浜市の支援と市民の皆様に深い感謝の意を表明されました。その上で、気候変動という地球規模の深刻な問題に言及され、その緩和への取り組み方法を生み出すことと次世代のために子どもたちへの環境教育を高めていくことの重要性を強調しました。最後に、平成20年5月に行われる第4回アフリカ開発会議(TICAD)が横浜市で開催されることへの祝意と成功に向けて横浜市の貢献への希望が述べられました。
演説の模様は、横浜市会のホームページ上で録画中継されています。

http://www.yokohama-city.stream.jfit.co.jp/vod_play.php?CNTID=33659&PREVPAGE=%CC%E1%A4%EB

終了後、ゼ・メカご夫妻と、議長・副議長・各会派の代表と懇談会が持たれました。
私も公明党横浜市会議員団の代表として参加し、環境の教育プログラムの推進などについて懇談的に意見交換致しました。
これまで残念ながら、国連条約機関であるITTOの本部が横浜市(パシフィコ横浜)にあることやその活動が横浜市民に知られる機会が少なく、これを期にさらに市民に知られるところなり横浜市の地球環境への貢献活動をさらに推進する必要があると考えます。