横浜市議会議員 公明党所属 仁田まさとし
シャープな感性、ホットな心 仁田まさとしの議員活動をご報告します。
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■視察調査活動の報告です。

2009年1月に、水道・交通常任委員会の行政視察と団政務調査視察が行われました。

地下鉄の利用状況と浸水対策

福岡市の地下鉄3号線(七隈線:橋本〜天神南)は、一日あたりの乗車人員の計画と実績が大きくかけ離れ、平成19年度の計画人員114,333人に対し実績は56,530人と49%に留まっています。隣の駅まで100円の乗車券(おとなりきっぷ)、土日祝日のお得な一日乗車券(エコちかきっぷ)、SUBWAY DIET(駅までウォーキング支援)などの懸命な増客増収の取り組みが行われています。

博多駅周辺には1999年と2003年に豪雨災害が発生し、地下のコンコースやホームが浸水し線路内も冠水した経緯があります。昨年の5月にはJR、福岡市交通局や関係会社などで浸水防止合同訓練が実施されました。止水板などの設置状況を視察しました。

海水淡水化センターの膜ろ過処理

福岡地区水道企業団は新規水源の確保のため海水淡水化事業を行いました。平成8年度に検討委員会が設置され平成16年度に「海の中道奈多海水淡水化センター(まみずピア)が竣工、平成17年度より供用開始されています。
施設の特徴は、浸透取水方式、前処理に各種ウイルスも除去できるUF膜、海水淡水化方式に塩素イオンも除去できるRO膜による逆浸透方式を用いていることです。
横浜市水道局では川井浄水場の再整備を行いますが、浄水処理方式に膜ろ過方式を導入します。

市営バスの経営健全化計画

京都市交通局では「社会構造や経営環境が大きく変化しようとしている中で、それに対応していくことができるかどうかという事業存続の岐路に立っている」との認識から「京都市交通事業ルネッサンスプラン」を平成15年に策定し、その行動計画「京都市交通事業アクションプログラム」を推進しています。
具体的には@経営体質の強化、A利用促進・付帯事業の取り組み強化、B財政構造の強化という3つの柱と、@市民とのパートナーシップ、A職員の意識改革と業務遂行方法の改善の2つの事業推進方策からなっています。

環境モデル都市の取り組み

水俣市は昨年7月、環境モデル都市に選定されており、特徴的な取り組みが行われています。環境に配慮した暮らしの実践として、22種類のゴミ分別、環境マイスター制度、エコショップ認定制度、コミュニティーバスと自転車のまちづくりなどを進めています。特に環境ISOのまちづくりとして、平成11年にISO14001の認証取得後、家庭版、学校版、幼稚園・保育園版、旅館・ホテル版、畜産版などの様々なオリジナル環境ISOを展開してきており、現在は「地域全体丸ごとISO」の取り組みが注目されています。