横浜市議会議員 公明党所属 仁田まさとし
シャープな感性、ホットな心 仁田まさとしの議員活動をご報告します。

「横浜21ビジョン」構成のポイント

1.現状分析に基づく少子高齢・人口減少社会にむけての横浜市の課題

  1. 人口増に内在する巨大都市横浜の問題点を提起
    1. 自然増ではなく社会増による人口増は、日本全体の出生率低下の原因となっている。
    2. 巨大なベッドタウンから子どもがうまれないまちに転換してきた。
    3. 子どもが生まれ育つまちに再び転換しなければ横浜の未来は閉じると指摘している。
  2. 高齢化率が上昇しない背景の問題点を提起
    1. 社会増による人口増が、高齢者の増加を見えなくしている。
    2. 出生率の低下と高齢者の増加が平行し、単身高齢者の増加が不可避である
    3. 出生率の低下の背景にある未婚率上昇は団塊の世代よりも前から始まる。
    4. 現在の60代から男性単身高齢者の増加が顕著になる。
  3. 巨大な自治体の顕在化している問題点を提起
    1. 都市インフラ整備にとって巨大さはプラスに機能するが、市民の日常のニーズに応じた行政サービスにおいてはマイナスに機能する。
    2. 育児支援も高齢者支援も日常に即した行政サービスであり、巨大はマイナスに機能する。
    3. サービスのメニューは多彩だが、市民(区民)には届かない。

2.横浜21ビジョンが提示する方向

  1. 「子ども達と高齢者が様々な場面で交流するまち横浜」の構築
    ☆子どもと高齢者のための施策を連動する視点で政策化。子育て支援が高齢者支援の人と心と仕組みをはぐくむ。
  2. 女性が社会のあらゆる分野で活躍できるまち横浜」の構築
    ☆育児支援企業のインセンティブと家事・育児・介護をキャリアとして評価。家事、育児、介護の新産業化が求められる。
  3. 「人と地域の個性を大事にするまち横浜」の構築
    ☆行政区の権限を拡大し、区民の協力で支えられるまちづくり。団塊の世代のセカンドステージに期待し、情報提供や学習機能を整備する。

3.横浜21ビジョン フロンティアロード(代表的な項目)

  1. ひとに優しい横浜に!
    1. 育児・介護休業制度の活用推進策として企業への支援制度を拡充します。
    2. 24時間、電話での育児相談を受けられるようにします。         
  2. だれもが学び支えあう横浜に!
    1. 出産育児をキャリア形成に組み込む資格・学習システムの構想を進めます。
    2. 団塊の世代の経験や能力を積極的に地域社会に生かすための学習機会を整えます。
  3. ひとが集い活躍する横浜に!
    1. 開港150周年を契機として国際都市横浜のブランド価値を高めます。
  4. だれもが安心して暮らせる横浜に!
    1. ドクターカーの導入や横浜DMATの編成など救命体制を強化します。
    2. 外国人との共生を進めるために、居住支援や育児支援、教育支援を拡充します。
  5. 日本の未来を拓く横浜に!
    1. 高齢者支援施設と子育て支援施設を、相互に連携させる観点から整備し、活用の柔軟化を図る設置・運用システムの開発を進めます。

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