横浜市会議員 公明党所属 仁田まさとし
シャープな感性、ホットな心 仁田まさとしの議員活動をご報告します。
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■ 仙台市、石巻市へ! 視察

 東日本大震災から8か月が経過しましたが、過日、仙台市と石巻市を訪れる機会を得ました。

 仙台市内は、市外から復旧に携わる方々の流入もあるとのことで、人の移動が目立ちました。一方で、この5月に公明党横浜市会議員団が被害状況を調査した道路にはブルーシートが被されたままとなっているなど、復旧も捗っていない状況も確認されました。

 仙台商工会議所の間庭洋専務理事らとの意見交換では、復興に向けての事業などについて議論しました。国の第3次補正予算の遅れが悔やまれてならないとの率直な感想もありましたが、その中で色々な工夫が行われています。「津波等で生産機械等を流失・損壊した被災地の事業者の復興を支援するため、全国商工会議所のネットワークを活用し、各地の事業者から遊休機械等を無償で提供いただき、被災事業者の要望とのマッチングを図る」プロジェクトを進めているとのことです。

 石巻市では、伊藤啓二石巻市議とともに市内の現場に入り、状況を調査しました。津波被害にあった地域は、ガレキが撤去されたままの手つかずの状況で、水揚げ量が日本有数の大漁港である石巻漁港には漁船は活動していましたが、冷凍庫などの漁港としての主要機能は未整備のままである現状を確認しました。

 人口16万2千人の石巻市では、今回の震災・津波で死者行方不明3,967名、全住家数7万4千棟の約71%が被害にあっています。一時仮置き場に集積されている災害ガレキは616万トンと推定されており、震災前のごみ処理量の106年分にあたるとのことです。

 現場調査の後、石巻市役所にて北村悦朗副市長と面談し、様々に意見交換しました。副市長からは、この夏に横浜市から石巻学習支援隊として1,149名の教員が派遣されたことや職員派遣に感謝の意が示されました。今後とも子どもたちのために連携していくことや復興事業にあたっての要望などを伺いました。私からは、惜しまぬ協力を申し出ました。