横浜市会議員 公明党所属 仁田まさとし
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■ 港笛会の発声教室を訪問しました

公明党横浜市会議員団は7月6日、腫瘍等により喉頭を摘出し声帯を失った方々で構成される港笛会による、発声教室を訪問し、現場での実情を伺いました。

冒頭に港笛会の白石会長から、喉頭摘出者の会であることから「喉摘会」とすべきところ、先人が、「喉」を「港」、「摘」を「笛」と表記し「港笛会」としたことが紹介されました。

喉頭摘出者は、声帯や声門上下部が摘出されていることから、言語機能を100%失うことになります。それに対して、食道に空気を取り込み一気に吐き出すことで食道壁を振動させ音声を生み出す発声法を訓練することにより言語機能を回復することができます。

喉頭摘出者に発声法を指導する資格として平成9年に言語聴覚士法が成立していますが、それまで行われていた発声教室が「節度あるボランティア」により引き続き運営されることを厚労省、言語聴覚士協会、日喉連の間で合意しているとのことです。

港笛会による発声教室は、横浜市大付属病院と県立がんセンター内で行われています。訓練により習得した「コツ」を「先輩が後輩を指導」して、大きな成果をあげるという自立更生の活動です。

質疑の中で、今後の充実した活動への支援の要請があり、真摯に取り組むと回答しました。