■ 東日本大震災の被災地に向かいました

　統一地方選の後半戦を終え、東日本大震災の被災地である福島県の福島市、南相馬市、相馬市に足を運びました。

　福島第一原発から20km、30km圏内に一部が入る南相馬市は、政府が指定した「計画的避難区域」と「緊急時避難準備区域」が混在しており、それらの課題などが頻繁に報道されています。現地では、なによりも風評被害に困惑している実態がありました。また、屋内退避指示による混乱や酪農農家が手塩に育てた家畜への手続きなど、政府への不満・怒りの声が多く聞かれました。市内でやっと始められたデイサービスセンターへ入手困難となっている介護用品を贈呈してきました。

　一方で、相馬市、南相馬市は甚大な津波被害が広範にわたっており、防波堤の無残に決壊した姿がありました。しかし、原発被害に隠れて津波被害については殆ど報道されることなく、自衛隊などによる不明者の捜索や瓦礫の処理も最近になって始められたとのことでした。